コーヒーと恋愛 (ちくま文庫 し 39-1)

著者 :
  • 筑摩書房 (2013年4月10日発売)
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本棚登録 : 2098
感想 : 210
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坂井モエ子 女優 43歳。8歳年下の夫塔之本勉が、19歳の新人女優丹野アンナの元へ去ろうとする所から物語が始まるのだが、ストーリー展開が実に面白い。
「可否会」というコーヒー愛好家たちの集まりに登場するオジサンたちのやり取りがまた面白くて、真面目なのか不真面目なのか、ユーモアのセンスも抜群です。
テレビがまだ新しかった昭和の頃を思い浮かべながら、楽しむことができました。
終盤のモエ子さんの気持ちに共感。
獅子文六の他の作品もぜひ読んでみたいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 獅子文六
感想投稿日 : 2020年5月2日
読了日 : 2020年5月2日
本棚登録日 : 2020年5月2日

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