19世紀倫敦―3月の凍える晩に女性の溺死体が上がった…連絡を受けた治安判事直属の警官グラントが現場に着くと、そこには瀕死ながらもまだ息のあるヴィヴィアンが横たわっていた。ヴィヴィアンは社交界で知らぬ者のない高級娼婦…襲われた彼女を匿うため自宅に引き取ったグラント。過去に侮辱された仕返しを目論むが…目覚めた彼女は記憶を失い、かつての傲慢さは欠片も無くなっていた。純真なヴィヴィアンに惹かれていくグラントは事件の真相を動き出すが…。
壁の花四部作よりも評価の高い(らしい)ボウ・ストリート三部作の第一作!
入れ替わってるのは読んでれば初期で気付くと思う。ケド初々しいVが記憶を失う前の自分が、今では考えられない事ばかりしていてオロオロしてる様がカワイイ
グラントも事件前後のVのギャップに…憎いけれど愛しくて何だかんだと世話焼きなのがたったそれだけで恨んでたのか…と思わなくもないケド、評判が重きを置かれる時代だし…有りなのかも。
ヴィヴィアンはもっとヒドイ女だと思ってて…ごめんなさい(たまたま見かけたそっくりさんを身代わりに殺し、自分は大金持ちの求婚者と国外に、かと)
自由奔放だけど自分に正直で憎めないキャラだヮ☆最後の贈り物は賛否両論だろうケド…彼女なりに家族愛もあるみたいだし。今作が良かったから次を読みたい!のですが…何故かこのシリーズ第三作<font size =1>(悲しいほど ときめいて 05年11月)</font>→第一作<font size =1>(今作 07年11月)</font>→第二作<font size =1>(来月)</font>という刊行順で、飛ばして第三作目を読もうにも、そこには第二作目のネタバレがあるらしく…持ってるケド読むのは が・ま・ん してマスせめて順番に出てたらなぁ★
20071118
- 感想投稿日 : 2009年11月17日
- 読了日 : 2007年11月18日
- 本棚登録日 : 2007年11月18日
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