いつも心に好奇心! 名探偵夢水清志郎VSパソコン通信探偵団 (講談社青い鳥文庫)

  • 講談社 (2000年9月25日発売)
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本棚登録 : 1306
感想 : 65
4

2019/06/04読了


小中学生の時にしっかり読んだはずなのに
内容がかなり大人向けのしっかりしたミステリーだったし
読み手としての感じ方も変わっていた。
クイーンのトリックや正体も知っていたはずなのに。
赤い夢の住人たちの物語、かなり読みごたえがある!と感じたのは
大人になったからかな
「戦争」「日本の不信」が裏テーマになっていて
これは青い鳥文庫と言えど、ある程度年を取らないと分からないかもしれない。
でも小さい頃に読んでいて、良かったとも思う。

建物、へのへのもへじトリックは、今になってようやく理解できた。ほかの夢水清志郎作品も読まねば。
パスワードは今回はさらっと読み。こちらはストーリーよりギミック、回文のクオリティが非常に高い。
読むより、生みだす大変さの方を考えていました。
ブラウン管TV、AIの定義もあいまいで、PCが最新最先端だった、未来を希望していた2000年の小説。
今となれば時代も含め、考えることはなるほど多い本。

しかし大人になって読めてよかったな!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童書籍
感想投稿日 : 2019年6月22日
読了日 : 2019年8月5日
本棚登録日 : 2019年6月22日

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