2013/04/12読了
押井守監督「イノセンス」より三日前の、バトーの愛犬ガブが失踪した話を描く。
攻殻機動隊の中で、バトーが犬好きという描写はなく、ポッと出で(というよりも、スカイ・クロラなどにもあるように押井氏の趣味領域になるのだが)
それも含め、イノセンス本編を観る前の予備知識として読むのが良いかと。
文章は詳細であり、時代背景、人体やシステムのメカニズムを事細かに書いてあるのだが、個人的にはあまりにも詳細すぎて、かえってそれが作品をつまらなくさせているのが否めない。
本編や攻殻機動隊で取り沙汰される概念"ゴースト" を、似た概念として"魂-ソウル-" として表現しているのには、同じものではあるが、義態、サイボーグとしてのそれと、生命体としての包括的なそれとしてを分けるような意味の違いがあるのでは。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF・ファンタジー
- 感想投稿日 : 2013年4月12日
- 読了日 : 2018年7月1日
- 本棚登録日 : 2013年4月12日
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