登場人物の心の機微とか、印象的なエピソードとかすごく易しい優しい言葉で表現している。「十五の夜」のエピソードなんかは最初はクスッと笑える会話だったのに、物語が進むにつれて記憶障害の攻めから奪われた大切な思い出として、こんなに切ないものになるなんて…。
アパートの住人たちやヤコ先生などの強烈キャラ無しだったら、普通に文学作品に称される内容でした。もちろん皆愛すべきキャラたちでしたよ(*^^*)
最後のss…老後まで描ききることで、二人の約束や幸福な人生を歩んできたと証明してくれた。進行する記憶障害を乗り越えられたんだと、不安が昇華された。書ききってくれた作者に感謝したい。
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→凪良ゆう
- 感想投稿日 : 2014年2月24日
- 本棚登録日 : 2014年1月23日
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