マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣

著者 :
  • アスコム (2014年7月26日発売)
3.34
  • (13)
  • (50)
  • (61)
  • (18)
  • (4)
本棚登録 : 567
感想 : 51
5

大前健一さん、ちきりん、赤羽雄二さんなど「え!その考え方面白い!」と思った方はマッキンゼー出身者が多い。コンサルとして必要な思考判断を徹底的に自分に叩き込み、活用している。マッキンゼーの厳しさは耳にして震え上がるほどであったが、そんな中でも「心と体の状態を整えて良い仕事をする」というスタンスや「ピュアで、素直で、明るい人は無敵!」という一文を読み、心身の健康と前向きで自主的なマインドセットはどの社会においても最強で最も求められる資質であると思った。

○「自分視点」で判断せず、「俯瞰視点」で自分も、相手も、会社もみんなが潤うやり方を探してみる。
○ロジカルシンキング(論理的思考法)で原因と結果について細かく突き詰めて考え、クリティカルシンキング(批判的思考)で原因と結果を分析。
○前向きに仕事に取り組む。PMA (ポジティブ・メンタル・アティテュード)はそれ自体が価値である。「ピュアで、素直で、明るく」の反対は、「計算高くて、辛口で、暗い」気をつけよう。
○伝えたいことがあるときは、「結論→理由」の順で。本当に大切なことだけに絞り込み、3つのフェーズ(①現状の把握、②現状の解釈または意味合いの抽出、③結論、または解決策の提案)に分解して話をすると、相手に伝わりやすい。
○ダンドリは、限られた時間内に最高のパフォーマンスを上げる絶対条件。
○良い会議には、主催者の目的開示が不可欠。
【例】
目的:〇〇の問題の解決について、
ゴールイメージ:〇〇の問題の解決策と、誰がいつまでに実行するのかが明確になっていること

「質の良い非常識さを持ち、誰かを批判するのではなく課題に集中している人を見ると、私はとても清々しい気持ちになります。そして、そんな姿勢を持つ人がチームの中に1人でもいればこそ、ひとつの目的を必ず達成するんだという雰囲気も高まっていくものです」南場智子
「質の良い非常識さ」という言葉に、はっとした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月4日
読了日 : 2024年2月4日
本棚登録日 : 2024年2月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする