中国人の考え方を…ッて感じじゃナイな。
中国古代思想の中でも異質。
「非攻・兼愛」をはじめとした、素人の私が考えたって受け入れられなさそうな特異な思想。
一時は儒家に匹敵する一大学団を築きながらも、秦代に急に姿を消し、以後絶学する、ッて。
なんてドラマチック。
ずっと気になる人だったので、読み終えて満足。
感想。
真摯に当時の現実に向き合った末の思想、という気はする。
ただ、当時の考え方、風俗習慣からしたら、受け入れられなかっただろうなあ…。
むしろ今の方が流行りそう。
あと決定的に精神的な部分が欠けてる。と思う。
なのに鬼神信仰のような宗教的なトコとのギャップが酷い。
あ、『兼愛篇』の小タイトル「愛は地球を救う」に地味に笑った。 笑
すごいタイトル…。
余談ですが、中国では墨子のアニメがあるらしい。
何をどうアニメにするんだ…?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
宗教・思想・教育
- 感想投稿日 : 2013年4月25日
- 読了日 : 2013年3月11日
- 本棚登録日 : 2011年12月11日
みんなの感想をみる