獣の奏者 2王獣編 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2009年8月12日発売)
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本棚登録 : 8039
感想 : 601
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番外編「刹那」を読んだら
改めて最初から読み返したくなり13年ぶりに再読。

13年前に読んだ時、評価をしただけで
感想を書いていなかった理由は明らかだ。
この物語の感想を一言で片付けるのはすごく難しい。

エリンと王獣リランが竪琴によってその距離を縮めていく、その過程を中心に、
真王ハルミヤやその孫であるセィミヤの
王であることの苦悩や、太公との確執、
エリンとエサルの関係、
そしてエリンとイアルの運命的な出会いなどなど、他にもいろいろな要素が絡まり合い、
ひっきりなしに感情が揺さぶられた。

王獣によって抑止された世界は
今でいうと核爆弾を持つ国、ということになるのか?
その采配が、たったひとりの少女に委ねられるなんて
あまりに過酷だ。

この先真王となったセィミヤと太公の息子シュナンが
どうなるのかも興味津々。
次作も読んでるのに、内容全然忘れてる!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2023年4月25日
読了日 : 2010年4月16日
本棚登録日 : 2010年4月16日

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