Think Simple ―アップルを生みだす熱狂的哲学

  • NHK出版 (2012年5月23日発売)
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アップル社のクリエイティブ・ディレクターとしてスティーブ・ジョブズと仕事をしてきたケン・シーガルによる、アップルの成功の秘訣。それは「シンプルであること」。

非常に楽しく読みました。


これはビジネス本ですよね。アップルの成功の秘訣はなにかというのを、マーケティングの一端を担っていた広告業界から分析したものってことですね。

そして、スティーブ・ジョブズの観察記録とも言える。


私は、ビジネス書という視線ではなく、私が大好きになったアップルの歴史の裏側を見る、という角度から楽しく読ませてもらいました。

アップル信奉者ではあるけれど、スティーブ・ジョブズ信奉者というわけではなかったんですが、なるほど、私がアップルをずっと好きでいられたのは、スティーブ・ジョブズがいたからなんだなと改めて知ることができました。


私が仕事でMacをどっぷり使っていたのは、ジョブスがいなかった、混沌とした時代でした。

私の歴代Macは…

IIsi、PowerBook 180(膝が折れそうな重たいラップトップ、おまけに白黒!)、Centris610、PowerMacintosh7600、iBook、PowerBook、iMac(2011)。

一番仕事に使っていたCantrisとPowerMacintoshは、混沌時代のものですよね。外見や箱や変な名前は混沌としていたけれど、それでもMacOSは美しかった。そして、そこからの、「i」シリーズの、美しさ。

アップルを好きでよかった。
Macを好きでよかった。

さて、そろそろ新しいMacを買いますかね〜。

KindleUnimited

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 一般教養・科学・医学
感想投稿日 : 2021年10月9日
読了日 : 2021年10月9日
本棚登録日 : 2021年10月9日

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