アップル社のクリエイティブ・ディレクターとしてスティーブ・ジョブズと仕事をしてきたケン・シーガルによる、アップルの成功の秘訣。それは「シンプルであること」。
非常に楽しく読みました。
これはビジネス本ですよね。アップルの成功の秘訣はなにかというのを、マーケティングの一端を担っていた広告業界から分析したものってことですね。
そして、スティーブ・ジョブズの観察記録とも言える。
私は、ビジネス書という視線ではなく、私が大好きになったアップルの歴史の裏側を見る、という角度から楽しく読ませてもらいました。
アップル信奉者ではあるけれど、スティーブ・ジョブズ信奉者というわけではなかったんですが、なるほど、私がアップルをずっと好きでいられたのは、スティーブ・ジョブズがいたからなんだなと改めて知ることができました。
私が仕事でMacをどっぷり使っていたのは、ジョブスがいなかった、混沌とした時代でした。
私の歴代Macは…
IIsi、PowerBook 180(膝が折れそうな重たいラップトップ、おまけに白黒!)、Centris610、PowerMacintosh7600、iBook、PowerBook、iMac(2011)。
一番仕事に使っていたCantrisとPowerMacintoshは、混沌時代のものですよね。外見や箱や変な名前は混沌としていたけれど、それでもMacOSは美しかった。そして、そこからの、「i」シリーズの、美しさ。
アップルを好きでよかった。
Macを好きでよかった。
さて、そろそろ新しいMacを買いますかね〜。
KindleUnimited
- 感想投稿日 : 2021年10月9日
- 読了日 : 2021年10月9日
- 本棚登録日 : 2021年10月9日
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