古本屋を営む大家族のお話。
最近読んだ本の中では、群を抜いて面白い。もう一回くらい言っとこう、面白い。
…と私は思ったのだけど、レビューを見てびっくり。なかなか冷めた目で読んだ方々も少なくない様子。
最近は、頭をうんと働かせる様な、考えさせられる様な作品ばかりを読んでいたからね。タイミングが良かったってのもあるとは思うけれど。
「下町」「大家族」「古本屋」という私好みのテーマで、心地良いリズムとストーリー展開、嫌な人、悪い人のいない登場キャラクター。
物足りないなんて考える人が多いようだけど、まあ確かに、文学というよりは読み物としての印象が強いかと。でもそれは好みと読むタイミングの問題かなと。
小難しい本が最近は流行りの様な気がするので、たまにはどうかと、この本を私は薦めたい。な。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年5月10日
- 読了日 : 2011年5月10日
- 本棚登録日 : 2011年4月30日
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