吹奏楽経験者だったので、割と楽しめました。
しかし音を重ねることよりも、
「ゆるめの吹奏楽部の日常生活」とその四半世紀後に
焦点を当てているので
音楽をやっていた楽しさというより集団で過ごす青春のほうが
表現されていたのかと。
音楽室の温度とか、
木製の床にしみ込んだ独特の匂いとか、
教室の窓からの夕日に輝く楽器とか、
ロングトーンの残響等など、
空気感を伝える言葉は少なかったかと思います。
未経験の方が読んで面白いのかは分からない。
引用に登録した文章には激しく同意。
流れてくる音に思わず動きや感情が立ち止まる瞬間っていうのは
絶対にあります。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文庫
- 感想投稿日 : 2012年9月5日
- 読了日 : 2012年9月2日
- 本棚登録日 : 2012年9月5日
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