シリーズ3作目。
本書のおかげで、神様の名前を読むことに抵抗がなくなってきました。
人々の神様への信仰が薄れると、神様自身の力も弱まってしまうのですが、力が弱まった分、神様たちは大切なことを忘れてしまっていることが多いようです。
御用人である良彦が、御用遂行を通して神様たちに"大切なこと"を思い出させていく姿が印象的です。
神を神とも思わぬざっくばらんな口調で話す良彦ですが、真摯に神様と向き合い、彼のまっすぐな言葉が神様の心を動かす様子は微笑ましく、ときに涙を誘います。
お菓子の神様・田島間守命(たじまもりのみこと)のエピソードは目を潤ませながら読みました。
御用人として成長し、自身もその役目を楽しみ始めた良彦ですが、次巻ではなにやら一波乱ありそうな予感…。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ヤングアダルト。
- 感想投稿日 : 2015年3月23日
- 読了日 : 2015年3月16日
- 本棚登録日 : 2015年3月23日
みんなの感想をみる