シリーズ4作目は上級武官育成のための養成所・勁草院を舞台に、4人の少年たちの成長が描かれていきます。
雪哉の策士っぷりに磨きがかかっており、凄すぎて半笑いになってしまうレベルでした…
勁草院で気のおけない仲間に出会えたことで、より心の支えが増えたことも、彼の強さの源なのだと思います。
計画のために仲間を利用してしまったことに悩む雪哉に茂丸がかけた言葉が、雪哉にとってどんなに温かく、心強かったことか。
あのシーンで見せた顔が、雪哉の本当の素顔なのでしょう。
また、若宮が本当に"真の金烏"なのか、という疑いがあることがわかり、若宮自身もその謎を前に悩んでいます。
さらに、山内に再び猿が現れ…と、シリーズ全体もどんどんピークに近づいてきている気配。
さらなる波乱が待ち構えていることをにおわす最後の一文に、次巻が楽しみなような、少し怖いような…。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年6月18日
- 読了日 : 2016年6月12日
- 本棚登録日 : 2016年6月18日
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