多読術 (ちくまプリマー新書 106)

著者 :
  • 筑摩書房 (2009年4月8日発売)
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本棚登録 : 3096
感想 : 465
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「読書することは編集すること」「読むことと書くことはつながっている」などの考え方が、何冊もの本を並行読みしたり、本にたくさん書き込みしたり、本のマッピングを作成したり…という正剛スタイルを形作っているのですね。
文系・理系に関わらず、いろいろな分野の本を自分の中に取りこんで、咀嚼して、編集する。
その繰り返しで積み重なってきた地層が、今の正剛さんなのだということがよくわかりました。
その根っこの部分にあるのが『ノンちゃん雲に乗る』というのもすてき。

ただただ物語を楽しむ読書もよいですが、知の体系の広がりを感じながら読み進めるアカデミックな刺激も味わってみたくなりました。
…無論、正剛さんレベルには到底手が届きませんが、私は私なりにいろいろな分野をつまみ食いするところから始めてみよう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本の本。
感想投稿日 : 2016年6月26日
読了日 : 2016年6月18日
本棚登録日 : 2016年6月26日

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