畑中三応子「ファッションフードあります。」で見かけて、ひさびさに手にとってみたくなる。有名店だろうがなんだろうが、まずいものはまずいという姿勢はすがすがしい。適当な食生活しちゃって担当に「ねえ、味がわかるなんてうそでしょ?」というコマも書き込むことで、きちんとエクスキューズも用意しているところがずるいといえばずるい。神田のぼたんが、最高潮に手ひどく書かれていた。もし書かれてることがほんとうなら、客商売を勘違いしていること甚だしい。浅草おでん大多福の味の描写も手ひどい。札幌からは、あわびの源太(今もあるのかな?)が、ものすごいお勘定がきた、ということでエントリー。あと札幌ファクトリーもバブル最後のあだ花として登場。いまやすっかり地元になじんでけっこうなスポットなんだけど、と地元民は思うのだけれど。あと、銀角さんが胃袋を鍛えたという、今は亡き池袋地下「すなっくらんど」、個人的にはいってみたかったなあ、と思った。いいか食物はB級にあり!と気合いもろとものりこんだはいいけど、返り討ちな様。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本・雑誌
- 感想投稿日 : 2014年2月17日
- 読了日 : 2014年2月24日
- 本棚登録日 : 2014年2月17日
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