夢・アフォリズム・詩 (平凡社ライブラリー)

  • 平凡社 (1996年6月12日発売)
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本棚登録 : 211
感想 : 12

坂口恭平「自分の薬をつくる」つながりで。アフォリズムのところからいくつか拾い読み。「この場所に、わたしはまだ一度も来たことがない----呼吸が変だ。太陽よりもまぶしく、その隣に星が輝いている。」p.155の浮遊感というか、ぶっとんだかんじとか、「悪に対して分割払いはきかないのだが、人はしょっちゅうそれを試みている。」p.164のユーモラスさ、「絶望しないこと、またお前が絶望しないことにも絶望しないこと」p.270の重さあたりが気になった。p.199の「お前が家を出て行く必要はない」ではじまる、じっとしてるだけで、最後は、世界がかまってほしそうにうっとりと身をくねらせるあたりのが出色かなあ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月10日
読了日 : 2023年9月10日
本棚登録日 : 2023年8月30日

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