ダンス・ダンス・ダンスRMX: The other side title“Typewrite Lesson” (ダ・ヴィンチブックス)

著者 :
  • KADOKAWA(メディアファクトリー) (2003年7月1日発売)
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感想 : 5

11年後の「ダンス・ダンス・ダンス」。25歳になったユキと13歳のときのユキと荒木スミシと羊男の「ダンス・ダンス・ダンス」。「ダンス・ダンス・ダンス」の主人公の”僕”はユキのセリフとして一箇所出てくるだけで、ユミヨシさんに至っては影も形もない。あの嫌らしい刑事はでてきたけど。そういったRMX。ユキとスミシと羊男の「ダンス・ダンス・ダンス」。ユキは”僕”に電話をかけたのに、つながったのはスミシだった、というところから始まる物語。ステップを踏み続けるかわりに、静けさを集める物語。まさかユキが働いてるところなんて、たしかに想像つかなかった。間違った電話から、引き出しでつながり、石でふさがれ、静けさを集め、現実にもどっていく。◆でもいつか私達は現実に帰っていく。何かを手に入れていつか現実に帰っていく。暗闇は暗闇。光は光。影は影。雨は雨。涙は涙。そうよね?(p.205)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年9月19日
読了日 : 2022年9月18日
本棚登録日 : 2022年9月19日

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