偶然の科学

  • 早川書房
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本棚登録 : 206
感想 : 11

常識に基づく説明は 、なぜ物事が起こったかを教えているように思えても 、実は何が起こったかしか述べていないのである 。(常識は循環論法に陥りがち。/また、この不確実な世の中では、予測とは、いくつかの可能性が、どれくらいの確率で起こるか、くらいしか見積もれない。/ソニーもアップルもおそらくは正しい判断をくだした。たまたまそも結果があっていたかどうかなのだ、という困難にも現れている。/「予測とコントロ ール 」から 「測定と対応 」への変化/それでもテクノロジ ーは科学の巨大な可能性を示しており 、われわれはそのおかげで歴史上はじめて 、大きな集団やさらには社会全体のリアルタイムの行動をかなり正確に観察できる/といったあたりが印象に残った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: キンドル
感想投稿日 : 2019年1月27日
読了日 : 2019年1月20日
本棚登録日 : 2019年1月9日

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