2-3巻読了。ドイツ音楽の伝統を引き継ぐと肩に力を入れて、時に硬くなるブラームスを、もっと自由に、音楽を楽しめとけしかけ、人々を魅了する音楽を作り上げるレオーネ。引き込まれるようにブラームスも腕をあげ、音楽する歓びを実感していく。教会でのクラウスとの出会い、警官の父娘に招かれての演奏、飛び入りで出場することになった音楽祭を通じて。そして、これからというところで閉じられる物語。現代のパートのなり行きも気になるが、物語では語られなかった二人のその後も、特に音楽史に名を残したとは寡聞にして知らないレオーネのことをもっと知りたいと思った。
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- 感想投稿日 : 2019年12月31日
- 読了日 : 2019年12月31日
- 本棚登録日 : 2019年12月31日
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