レオナルド・ダ・ヴィンチ、ルター、ヴォルテール、ガリレオ、ジョン・ロック、ダーウィン、ゲーテ、レーニンなどなど、それぞれの時代を象徴する人物を軸に、その時代背景が「科学と宗教」を軸に語られるヨーロッパ近代史。ヨーロッパと一口で言っても、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、オーストリア、ロシアでは全然毛色が違うことを改めて実感。そして、18、19世紀に関して言えば、いやあ、こんなんされたらオスマン帝国かないまへんわというのが率直な感想。神から人へ、宗教的不寛容から寛容へ、ラテン語からフランス語、英語へ、商業の興隆の背景にプロテスタント思想の後押し、僭主には、「抵抗権」あるいは「革命権」を行使できるというロック、ナポレオン戦争の勝敗を左右した莫大な軍資金、市民階級の興隆など、興味深いテーマが尽きない。個々にはそれぞれ掘り下げてみたい。
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キンドル
- 感想投稿日 : 2019年2月10日
- 読了日 : 2019年2月10日
- 本棚登録日 : 2019年1月14日
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