ふしぎな中国 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (2022年10月20日発売)
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感想 : 6

一人っ子政策が孤独に慣れさせ、スマホの普及が孤独に耐性をつけ、社交嫌い、結婚恐怖族の増大といった流れ。変わる中国語といったエピソードで、簡体字打つのすらダルくてyydsみたいな英字でピンインをあらわして略語にしてるみたいなはなし。挨拶代わりの、もうごはん食べた?がもう書き写した?にとってかわられたこと。「火星法」と揶揄された法。自虐や皮肉も効いてるなあと思ったのが、「西朝鮮」「白衛兵」。かつては先進性を評価されてたのに、いまや「20世紀の景色」を観に日本に来る観光客。日本のタワマン文学みたいなベルサイユ文学があること。などなど。総じて、商機もチャンスもたくさん、テクノロジーも発達、けどビジネスや社交は生き馬の目を抜く、トップの意向次第であっという間の失墜も!…書かれてることがすべてではないだろうけど、もしこれが本当だったら生きづらい面は多そうだなと感じたり。著者の『「北京女性」24人の肖像』(メディアタブレット刊、2015年)も読んでみたくなりいまKindleで読み進めているところ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月27日
読了日 : 2024年1月24日
本棚登録日 : 2023年10月27日

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