「大人こそ絵本を読もう」と提言する柳田邦男氏の書名を見るだけで泣けてきそうな絵本の世界への誘いです。 年齢や世代を超え共有できる、ユーモア、悲しみ、別れ、思いやり、心のつながり、支えあい、心の持ち方など、人間として生きるうえで大事なことを教え諭してくれる絵本の素晴らしさが語られています。柳田氏の亡きご子息から贈られたサン=テグジュペリの『星の王子さま』のこと、クライマックスで登場するキツネが 「肝心なことは目に見えない」 この言葉から、心の中で生き続ける子息を想う著者に胸を締めつけられます。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
国内ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2021年7月16日
- 読了日 : 2021年7月13日
- 本棚登録日 : 2021年7月13日
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