海に棲む得体の知れない妖怪<うみぼうず>の伝説を、迫力ある挿画で語られる「おばけ話絵本」。 不漁が続いて、お腹を空かした漁師のおじいさんと小さな男の子が、禁漁区とされている沖合の〝ろうそく岩〟まで漁に出ていった。空模様が荒れ始めて、暗い海面に突然盛り上がった黒い坊主頭の巨人が現れ出て「柄杓を よこせ!柄杓を よこせ!」といって、船を沈めてしまおうと荒れ狂うのだった。 男の子が海に投げ入れた柄杓は、底の抜けていたために船が沈められず、難を逃られたという。いらい船には、必ず底のぬけた柄杓をつむという。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2021年11月20日
- 読了日 : 2021年11月20日
- 本棚登録日 : 2021年11月20日
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