地図を旅する永遠の都ローマ物語

  • 西村書店 (2009年3月1日発売)
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感想 : 6

フランスの挿絵画家ジル・シャルタン氏が、古代ローマ帝国の研究に40年の歳月をかけて完成させた、ローマ歴(西暦314年)の永遠の都ローマの細密鳥瞰図は、目を見張る素晴らしさに引き寄せられて、雄大なローマの街並みを散策する自分に気付かされる。カエサルの亡骸を火葬した場所に皇帝アウグストゥスが建てた「カエサルの神殿」、アグリッパ建立による「パンテオン」、ハドリアヌス帝の霊廟(サンタンジェロ城)、貧民街界隈のインスラ(集合住宅)などなど、得も言われぬ壮大さと時空を超えた地図の旅に酔いしれた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 学術書
感想投稿日 : 2021年9月11日
読了日 : 2021年9月5日
本棚登録日 : 2021年9月5日

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