妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービス) 2 (ガンガンコミックス JOKER)

著者 :
  • スクウェア・エニックス (2010年4月22日発売)
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本棚登録 : 3047
感想 : 73
5

 双熾の来歴と嘘が詳らかになる二巻である。
 ここでの物語の中心は、凛々蝶の婚約者である青鬼院蜻蛉だ。双熾の幼馴染であり、かつての主人でもあった彼の妖館への帰還により、双熾は自ら嘘を語ることを余儀なくされている。
 そこで語られた彼の半生と、そこで覚えていた諸々の感情は、一巻で見せていた彼のヤンデレめいた凛々蝶への傾倒の由来を明らかにしている。その内容は文学的であると言っていい。

 ここでの彼と彼女の再会は実にエモーショナルである。星五つで評価したい。
 しかし、メニアックさんが言うメニアックが本当にメニアックで笑ってしまう。ここまで的確だと、残念系美人というよりも、突き抜けてる系美人とでもいうべきお人だろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2018年3月15日
読了日 : 2018年2月27日
本棚登録日 : 2018年3月15日

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