激動の四巻である。バトル物としての配色が薄かったこのシリーズで初の命のやり取りが起こり、悲劇的に第一部は完結を迎えている。
作者さんご本人も述べておいでだが、やはり賛否の分かれる展開だろう。三巻ののんびりとした展開と、その最後に置かれた意味深な予告、そして今回の展開という急転落下には着いていけない読者も少なからずいたはずだ。
一方で、シリーズとして見た場合、ここでの展開こそが描きたかったものであり、そのための三巻までの展開だったはずだ。十分に為された下拵えが、ループしたとしか思われない次なる物語を導いていくことが予期される。
四巻での評価は難しい。だが、ここでは星五つで評価したいところだ。
星一つか星五つでしか評価の仕様がない急展開であるのは確かだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2018年3月15日
- 読了日 : 2018年2月27日
- 本棚登録日 : 2018年3月15日
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