俳句というのは、同じ四季を経巡る命としての人と自然の交感であり、それを仲立ちとしてもたらされる人と人の交感なのだと思った。
この本では、決して主観を先に暴露するな、客観写生に専念してはじめて、受け手に豊かな主観の発露が見出される、ということが繰り返し説かれる。押しつけがましいと感じる表現と、そう感じさせない表現の決定的な差が捉えられている。でもちょっと説教くさい。
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- 感想投稿日 : 2011年4月16日
- 読了日 : 2021年9月25日
- 本棚登録日 : 2011年3月19日
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