ポケット詩集

制作 : 田中和雄 
  • 童話屋 (1998年11月1日発売)
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本棚登録 : 857
感想 : 107
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「子どもたち、詩を読みなさい。とびきり上等のいい詩を読みなさい。ー」
と編者のまえがきははじまる。日本を代表する詩人たちの詩を集めた本。

私には、ここに詩を集めた意図が強くて、少し息苦しいように感じられた。
何らかの批判や教訓、そういったものがやや強く打ち出されて
読み方を限定しているように感じる作品が多い。

わざわざこんなことを書いて、人を不快にするべきではないのかもしれない。
ただ個人的には同じ詩人たちの作でも、もっともっと無心につくられた
美しい詩を読みたいと願わずにはいられない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年7月30日
読了日 : 2017年7月30日
本棚登録日 : 2017年7月30日

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コメント 2件

りまのさんのコメント
2021/02/01

clloudthickさん
ハッとしました。ポケット詩集を読み、私も確かに、そのような感想を持ちました。正直な感覚を無視して、レビューを書きました。でも、ひとつ挙げた詩は、心から、楽しんだ詩、です。
自分の感覚に正直になること。…教えて頂いたようにおもいます。 りまの

clloudthickさんのコメント
2021/02/01

りまのさん
ありがとうございます。
批判的なことを書くのは難しいですよね。たとえ少しでも、何かいいことについて書いた方が、よっぽど貴いような気もします。でも、りまのさんにそう言っていただけて少し救われます。

なのだソング、いいですよね。

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