日本語はいいなぁ、やっぱり。
昨晩で読みきってしまったぁ。
これは補習校でゲットした本。補習校に来てる人がいらなくなった本を入れる箱があるのね。そこに気に入った本があったら、心ばかりのお金を払って買うの。そのお金は補習校のものになる、と。
駐在員が多く帰る時期になるとたくさん本も出されるのだ。
さて、村上龍。
実は、これまで全然読んでことなかった。
話は両親が事故でなくなった女の子が子供のいないおじ夫婦に引き取られ生活している時、キューバ系アメリカ人と出会い、踊りを教えてもらう。その踊りのお陰で生きる力がわいてきた。大人になって彼女がその人に会いに行く。12年以上経ってるので、その人を探すには多くの人の助けが必要だった。
アメリカでいろんな人が彼女がその人を探すのに関わってくるんだけれども、一様に彼女が「不思議な雰囲気を持っていて、彼女の笑顔を見るだけでこちらまで嬉しくなる」とか「蝶々のような美しい日本人」とか表現する。そこまでくどく表現されたら、否が応でも「美しい白い肌で、人の心をつかんで離さない笑顔を持つ21歳の女性」をなんとか頭に画こうとするわよ。
確かに言葉がたどたどしくっても、その人の性格が助けてくれるってのあるけれどさ、実際は各地の方言強いし、みなそれぞれそんなに簡単に解けない固い心してる場合もあるから、ちょっと想像しにくいんだよねぇ。
なんだか若い女性向きに書かれているような感じがしてならなかったのは、私が純じゃないからでしょうかね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
手放した本
- 感想投稿日 : 2006年9月23日
- 読了日 : 2006年9月23日
- 本棚登録日 : 2006年9月23日
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