姫川玲子シリーズ、やっぱり面白い。
北朝鮮の拉致問題や憲法改正など政治的な要素が全面に出ていてもストーリー展開でこんなに引きこまれてしまう。
人を探し続ける、待ち続けることは途方もないことだしそれが20年間も。残虐な拷問シーンに繋がっていくのだろうけど虚しかったなぁ。怒りの矛先のやり場のなさが伝わってくる。
シリーズものの楽しさは慣れ親しんだ人達の成長であったり、変化や絡みであったり。
勝又さんの意外な過去にびっくりして妙に納得したり塩見検事の登場で物語にスパイスが加わって恋の予感も。だけど何となくすぐにいなくなってしまうのではと危惧してしまう。次回作早くでないかなぁ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
誉田哲也
- 感想投稿日 : 2018年5月26日
- 読了日 : 2018年5月26日
- 本棚登録日 : 2018年5月26日
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