\ 男性諸氏はご注意あれ! /
公開当時、劇場観賞。
加瀬さんのキャラが本作内容に絶妙で、実に名演技を見せて下さっていた。
当日の満員電車の車内をリアルに再現し、痴漢に至る状況を検分するシーンは見入ってしまった。
誰がなんと言おうとも、誰になんと言われようとも、《それでも僕はやってないと言ったら、断じてやってないのだ!!》
分かる分かる、その怒り、気持ち、土足で容赦なく踏みにじられる、人間性の全否定。
これは明日、今日にでも、誰に降りかかっても不思議ではない事象。因って他人事とは思えないものがある。
痴漢行為ではないにしろ、各種の犯罪に於いて冤罪の危険は常にある。
日本の警察も腐敗しだしているような部分を、近年個人的に感じている次第であるだけに、本作は笑って済ませたくない力作。
本田さんの、「(拘留されていても→)入ってても、出られる時には一日一万で換算してくれて、(云々…)」の際の台詞まわしが私のド壺にハマってしまいーーー
地味だが、重い内容を随所にはらんでいる逸品。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2015年11月15日
- 読了日 : 2015年11月15日
- 本棚登録日 : 2015年11月15日
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