鬼籍の人となった江戸風俗研究家、文筆家‥そして私にとっては漫画家の杉浦日向子特集号。
お兄さんであるカメラマン鈴木雅也氏による写真と「妹 順子」の手記は、涙ナシには読めませんでした。
外にも杉浦さん自身を知る人物から、そうではなかった人物までいろんな立場の人による、杉浦日向子に対する文章は、読み応えも充分で、しかも作品からでしか知ることができなかった杉浦日向子の姿がうかがえてファンとしては嬉しい一冊でした。
やっぱり「ソ連」の皆さんの座談会が、一番だったかも。
ほか、単行本未収録作品「三味線枕」がフルカラー掲載されたのと吉良供養の下書き(上・下ともに)が収録されたのがファンとしては嬉しい限りでした。
日向ちゃん先生、大好きです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
読了本2008
- 感想投稿日 : 2008年10月31日
- 読了日 : 2008年10月31日
- 本棚登録日 : 2008年10月31日
みんなの感想をみる