友達が恋の相手に変わり、愛し合う相手になる過程を無理なく描いてある。こうやって日常の中であるものだ、と言うのをBLに凝り固まって読んでいると忘れそうになるが、彼らにとっては現実である訳で、BLと言うフィルターをかけずとも無理なく読める10年来の友達を好きな陸郎と、離れがたいと思っていた友達に好きだと言われた保孝のお話。
二人の関係性にヒントを与える役目と言うのをオネエやオカマや、そう言うマイノリティの人が知り合いに居る、みたいに、安易にそちら方面の人の助けを借りる、と言う具合にしなかったからかもなぁ。普通のリーマン同士を配置した場合に話を進める原動力として、安易にゲイの世界の力を借りる、と言うか。陸郎の上司の女性や、当て馬の加藤くんも本来はノンケで保孝だけが特別なのか、生粋のゲイなのか明記しなかった所が、無理くり作ってない、と言う気がしたのかもしれないなぁ。
色んな意味で極端さはないが、佳作!!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年2月21日
- 読了日 : 2014年2月21日
- 本棚登録日 : 2013年3月28日
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