「読まなくてもいい本」の読書案内 ――知の最前線を5日間で探検する

著者 :
  • 筑摩書房 (2015年11月25日発売)
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本棚登録 : 146
感想 : 12
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「読まなくてもいい本」を紹介しているかのようなタイトルだが、実際は、複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、功利主義という5つの大きなテーマを解説しながら、ブックガイドの章で読むべき本を紹介し、逆にそれ以前の本は読まなくても良いと断じる。
それぞれのテーマの本を読んだことはあったが、まとめて解説してあり、読みやすい。
自身は大学を卒業してからかなり経つので、知のパラダイム転換によって、自然科学と人文諸科学は統合されるとか、読むと、せっかく勉強したことが無になりそうでちょっと残念。
著者は若者に読んで欲しいとしているので、是非、高校生、大学生1、2年生に読んで、考えて欲しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 科学
感想投稿日 : 2018年2月25日
読了日 : 2018年2月25日
本棚登録日 : 2018年1月22日

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