数学者である著者の、1980年代の英国ケンブリッジ滞在記。
藤原氏は、故新田次郎と『流れる星は生きている』の著者藤原ていの二男。
『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞(1978年)を受賞し、『国家の品格』は2006年の年間ベストセラー1位となっている。
米国滞在から10年以上を経て、今回は夫人と3人の子供と共に滞在した英国での波乱万丈の日々を、変わらぬバイタリティとユーモアで乗り切る姿が描かれている。
以後の作品でもしばしば登場することになる、夫人との掛け合いがまた楽しい。
(2007年10月了)
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- 感想投稿日 : 2016年1月11日
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- 本棚登録日 : 2016年1月11日
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