白昼の駅前広場を突如襲った通り魔事件。
犯人も直ぐに逮捕され事件も解決したかに思われたが、唯一生き残った修司が再び何者かに襲われる。
融通のきかないはみだし刑事の相馬、要領の良い売文屋の鑓水に助けられながら、修司は事件の謎を追う。
性格も育った環境も職業も全く異なる3人のやり取りが実に面白い。
特にオヤジ2人と対等に渡り合える18歳の修司のキレの良さがいい。
初めは呆気ない程単純な事件と思われたのに、様々な立場の視点が混じり合い、目まぐるしく変わる展開に読んでいてハラハラしっぱなし。
問題の4月4日を間近に控え…下巻へ続く。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
太田愛
- 感想投稿日 : 2017年10月8日
- 読了日 : 2017年10月8日
- 本棚登録日 : 2017年10月8日
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