2020年(令和2年)2月22日。
今年のねこの日はいつもに増して2がいっぱい。
ということで猫をテーマにした女性作家による時代小説アンソロジーを。
ちょっと不思議な能力のある猫達のお話6編。
時に人を助け時に人をこき使い、人と猫がピタリと寄り添い日々を暮らす。
また本物の猫のみならず、猫の神様や猫の頭巾等、猫も様々。
いつの世も猫を愛する人の気持ちに偽りはない。
昔も今も、人にとって身近な存在の猫。
人が猫に振り回されることは数あれど、猫が人に惑わされることは決してない。
勘が鋭く人の言葉も考えも全てお見通し。
しゃくにさわるが、膝の上で丸くなって寝られると、もう許してしまう。
憎らしいけど憎めない、そんな猫が愛しい。
特に『包丁騒動』『おとき殺し』が好き。
元になった『鯖猫長屋ふしぎ草紙』シリーズ、『国芳猫草紙おひなとおこま』はせび読んでみたい。
江戸の長屋の猫だまりで、のんびりモフモフしながらくつろぐ猫達に思いを馳せながら。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
宮部みゆき
- 感想投稿日 : 2020年2月22日
- 読了日 : 2020年2月22日
- 本棚登録日 : 2020年2月20日
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