題名にも『ながい』が含まれていますが、絵本自体も横長です。
尻尾の長い黒猫と髪の長い女の子が、ある日、どちらの方が長いのか興味を持って、一緒に尻尾と髪を辿る旅に出る、というお話です。
最後には黒猫と女の子は、尻尾と髪の先に辿り着くことを諦めてしまいます。物語のナレーションが尻尾と髪の先がどうなっていたのか、読者に教えてくれる構成になっています。
題名だけでなく、本文にも登場する『くろいながい』という表現。この表現の作中での使い方に少し違和感があり、評価を☆3とさせてもらっています。どうせなら、例えば黒猫は『くろい』、女の子は『ながい』という言葉を使わせる等、分けて使われていれば、と思いました。同時に使うなら、やはり『くろくてながい』が適切かと。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2017年5月15日
- 読了日 : 2017年5月13日
- 本棚登録日 : 2017年4月30日
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