まだ、女性に学問は必要ないという考えが普通だった頃、農家の嫁でありながら、粘り強く家族を説得し通信大学で学んだ著者の努力に胸をつかれる思いがしました。著者の学習意欲を駆り立てたのは、農家の女性たちが織った木綿の美しさ。なぜ、学の無い、情報も少ない山村の女性たちが、目を見張るような美しい木綿を作り得たのか。自我の叫びだったのかもしれないな、と思います。
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カテゴリ:
きもの
- 感想投稿日 : 2010年9月24日
- 本棚登録日 : 2010年9月20日
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