チャンネルファンタズモ (角川文庫 か 59-1)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年12月22日発売)
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本棚登録 : 198
感想 : 25

ある事件をきっかけに、大手テレビ局から追い出された百太郎が苦心の上見つけた再就職先はオカルト専門のケーブルテレビ局。なんで俺がこんなところに、と呟きながら、元ヤン・オカルトオタクのミサ、黒猫のヤマトと共に怪奇現象の謎をとく日常の謎系ミステリ。だと思ったんですが…むしろバカミスか?もしかして霞流一さんの系統を狙ったのか?とだんだん眉間にシワが。オカルトネタは幽霊信じない派なので本気にしてる人には百太郎と同じ反応しかできず。ヤンキーネタも、口調と服装くらいしかでてこないし、「お前いくつだよ」と突っ込ませる年代別流行りものネタが結構ずれてるような…。服装に関しても、オカルト専門CS局の給料考えたらミサの服装は無理だろう(雑誌と同じ格好をするのがどれだけ難しいかと)なんてことを考えてたら、今作中で問題になってるのは何だっけ?ということになり、ミステリだったのを忘れている次第。最後の作品は一応硬派を目指したのでしょうが、どこのテレビドラマだこれで捕まるなら当時の警察とマスコミの怠慢でしょとか、突っ込むところ満載。いまいちインディゴシリーズのように楽しむことができませんでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国内ミステリ
感想投稿日 : 2012年7月18日
読了日 : 2012年7月18日
本棚登録日 : 2012年7月18日

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