各お話の最後の方に大きめの出来事が起こるだけなので感想の言いようがないのだけれど、何となく和むような、でも根っこの方はちょっと寂しいような雰囲気が好きです。自分の欠点や世間からの批判対象となる部分を受け入れられてはいる。友達や恋人、家族に全部認めてもらおうとは思っていないけれど、すれ違うと孤独も感じる。そのリアルな距離感を、温かく描いた作品だと思います。
読み終わってから気付きましたが、表題作で芥川賞をとってたんですね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
国内小説
- 感想投稿日 : 2019年2月15日
- 読了日 : 2019年2月13日
- 本棚登録日 : 2019年2月13日
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