晩秋の荒川の土手を走るランナーの姿が最後まで頭から離れなかった。高校も大学も中退してフリーター中の主人公。公園で偶然出会った女の子に一目惚れ。姉の自殺未遂、父の浮気発覚と平和な家族に突然持ち上がる問題を抱えながら、彼女の後を追う。別れがエンディングを務めているが、それほど悲しい感じがしないのは淡々と流れたストーリーの中に別れがテーマのトピックがたくさん出てきたからか。落ち込んでいる所にたまたま同級生と再会、クラスメートの消息を聞くシーンが唐突なのに何故か印象的だった。
読書状況:読み終わった
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ハ行の作家
- 感想投稿日 : 2011年9月9日
- 読了日 : 2011年9月9日
- 本棚登録日 : 2011年9月9日
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