図書館にて借り入れ。
既読に気づかず再読となってしまった。
魅力的な登場人物と奇習のディティールで、一気に小説の世界に引き込まれ、ぐいぐいと読まされてしまったところは流石は小野先生。
2000年代に発表された作品だけど素晴らしいまでの昭和テイスト。
残念なのは、ラストの拙速さ。素晴らしい物語背景に比べてお粗末な真犯人・動機・主人公の述懐。
何か急いで作品を書き上げなければいけない事情でもあったのかと勘繰りたくなる。
特に真犯人を断罪する真打とも呼べる存在の凄みがもったいないばかり。
五行説、勉強したくなった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年11月2日
- 読了日 : 2013年11月2日
- 本棚登録日 : 2013年11月2日
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