本屋Titleの辻山良雄さんが、イラストレーター大桃洋祐さんにお勧めして、大桃さんが一気読みしたとXに呟かれていた本。Titleも辻山さんも大桃さんも大好きなわたしは即図書館予約、そして一気読みしました今。めちゃくちゃ面白かった!!
最後のシーンは思いがけず泣いた(ティッシュ5枚分、なかなかの号泣) 。健気でうぶで、心強くて優しい気持ちで溢れてる。わたしはユーモアたっぷりで笑えるのに温かくてたまらない文章に弱い。
訳者あとがきからは、著者ケストナーさんのお人柄が想像できて、更に泣けた。池田さんは物語の舞台である第二次世界大戦前のベルリンを「新しいものがまだ新しかった時代」と表現されていて、ケストナーさんのこの本からは、その新しいものたちが、読むわたしにも新しい新鮮さを持って飛び込んできた。わたしからしたら古いもののはずなのに。ケストナーさんって、訳者の池田さんって、すごいんだなあ、、!と、わたしが特に感激したのはこの部分だった。
わたし、外国文学あまり読まんのやけど、もし読書を始めた小3-4頃にこの本を読んでいたらもっと外国文学の扉が開いてたかも。こういうのを名作と呼ぶんやろうな。読めて良かった!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年4月12日
- 読了日 : 2024年4月12日
- 本棚登録日 : 2024年4月12日
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