太公望 上 (文春文庫 み 19-9)

著者 :
  • 文藝春秋 (2001年4月10日発売)
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本棚登録 : 1196
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太公望の青年時代を描く上巻。

一族を商によって殺された望は、商王を倒すという復讐心を持ちながら各地を放浪。
しかしその旅の中で、商という国の絶対的な力に触れ、ときどき不安になりつつも、なんとか折れずに精神的に成長していきます。

一応歴史小説なのですが、冒険記のような感じもあって、熱いシーンが多々ありました。

それにしてもまだ若造であるはずの望の能力に、偉いおじさんたちが次々と引き込まれていくところは、非現実的ではあるけれど、太公望の最強っぷりがよく現れていて、いいと思いました。

ここから望がどうやって商との因縁を晴らしていくのか、非常に楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史・思想
感想投稿日 : 2015年8月21日
読了日 : 2015年8月21日
本棚登録日 : 2015年8月12日

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