太公望の青年時代を描く上巻。
一族を商によって殺された望は、商王を倒すという復讐心を持ちながら各地を放浪。
しかしその旅の中で、商という国の絶対的な力に触れ、ときどき不安になりつつも、なんとか折れずに精神的に成長していきます。
一応歴史小説なのですが、冒険記のような感じもあって、熱いシーンが多々ありました。
それにしてもまだ若造であるはずの望の能力に、偉いおじさんたちが次々と引き込まれていくところは、非現実的ではあるけれど、太公望の最強っぷりがよく現れていて、いいと思いました。
ここから望がどうやって商との因縁を晴らしていくのか、非常に楽しみです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史・思想
- 感想投稿日 : 2015年8月21日
- 読了日 : 2015年8月21日
- 本棚登録日 : 2015年8月12日
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