「冷たい校舎の時は止まる」を読んでからすぐに読み始め、辻村作品でいうと2作目。冷たい~ではその長さに疲れたけれどこちらは短編集ということでテンポもよく、気持ちよく読めた。全体的に面白かったけれど、「道の先」でのやり取りだけは抽象的でよく分からなかった。自分もまだまだ子供ということか。ともあれ、皆の元気で幸せそうな未来を垣間見れたのはよかった。辻村作品は暗く、繊細で丁寧だが、心の奥をえぐられるかのように嫌な気分になることもあり、加えて長いため、次作品に手を出すか考えどころ。
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- 感想投稿日 : 2016年9月6日
- 本棚登録日 : 2016年9月6日
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