小説十八史略(三) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1992年3月3日発売)
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感想 : 16
4

[評価]
★★★★☆ 星4つ

[感想]
前漢時代の全盛期にあたる武帝の時代から三国志の序盤辺りまでの物語
前漢は後の時代と比べ、比較的にまっとうな皇帝が存在している印象だったな。皇帝が幼少でも側近がまっとうだから治世は安定していたように思う。
それに反し、後漢の時代は外戚と宦官による専横が酷すぎる印象だ。皇帝がどんどんと実権を失っていく様子がよく分かる。後漢は王莽による専横から漢に復帰したわけだけど、この時点でかなり制度が疲弊していたということなのかな?
三国志の時代は後漢自体は存在するけど、もう無きに等しい状況だな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年12月22日
読了日 : 2016年7月4日
本棚登録日 : 2018年12月22日

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