『宝島』で知られているスティーブンスンの書簡を元に日記形式で再構成した『光と風と夢』。南洋へ実際に行ったことがある中島敦だから書けた、生々しい島の自然の描写と、支配する側(白人)とされる側(島民)の関係。
西遊記に出てくる沙悟浄を主人公に置いた「悟浄出世」「悟浄歎異」。
光と~も悟浄~も、どちらも苦悩しそれを独白する主人公の影に作者本人の苦悩が反映されているようで、読んでていろいろ考えちゃいます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文豪関連
- 感想投稿日 : 2017年9月26日
- 読了日 : 2017年9月26日
- 本棚登録日 : 2017年9月26日
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