大東京繁昌記 山手篇 (平凡社ライブラリー し 12-1)

著者 :
  • 平凡社 (1999年4月1日発売)
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感想 : 1
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明治、大正、昭和と変わっていく山手界隈(丸の内、神保町、上野、早稲田、芝…)の風景を、当時の文士と画家が描く随筆集。今でも残る坂の名前や街道、老舗の店など、現在の風景を重ねつつ、当時はこんな感じだったんだ…と想像する当時の風景が面白い。
作家によって、食い物の思い出がメインだったり、風景の思い出がメインだったり、当時交流した人との思い出話がメインだったりと、それぞれに注目するポイントが違っているのが、その作家のテイストらしくてこれまた味わい深い。
体験した本人だから書ける話の数々は何度も読み返したくなる良いエッセイですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文豪関連
感想投稿日 : 2020年2月20日
読了日 : 2020年2月20日
本棚登録日 : 2020年2月20日

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