アラブの春は終わらない

  • 河出書房新社 (2011年11月30日発売)
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感想 : 11
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「アラブの春」を早い段階(フランスでは7月に出版)でまとめたもの。エジプト、チュニジア、リビア、モロッコ、イエメンと、マグレブ地域の国々を中心として一連の「反抗」(著者は「革命」という言葉を嫌う)における各国の対応をコンパクトに分析。青年たちの具体的エピソードが面白い。彼らによる新しい形の革命にベン=ジェルーンはかなり期待を寄せる。
もう少しつっこんだ話を次に期待。注釈はほしいところ。未邦訳だが、「反抗」の契機となったチュニジア人青年ブアジジにスポットを当てた"Par le feu"(『火によって』)も読みたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年1月14日
読了日 : 2012年1月14日
本棚登録日 : 2012年1月14日

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